ケミカルピーリング

ニキビの治療法として有名なケミカルピーリングですが、どのようなものなのでしょうか。
具体的にはPH値を調整した酸を使って余分な角質を除去するというものですが、リンゴなどに含まれているフルーツ酸であったり、グリコール酸というものが使われています。

 

酸を肌に塗るというと少し怖いような気がしますが、肌の状態に合わせて濃度を調整し刺激が少ないように配慮しているので問題はありません。
一部の人にぴりぴりした感覚や施術後に赤みが残るなどがありますが、直ぐに鎮静するので心配する必要はありません。
ピーリング後は薬剤が浸透しやすい状態になっていることから、術後にイオン導入を実施する場合もあるようです。

光学治療

光学治療とは特定の波長を持つ光を肌に当てることでニキビ菌であるアクネ菌などを殺菌する治療法です。具体的にはIPLとクリアライトと呼ばれる二種類があります。

 

光学治療はレーザー治療と混同しがちですが、ここでいう光学治療とレーザー治療は全くの別物です。
レーザーはヘモグロビンに吸収されやすいは波長ですが、IPLやクリアライトはレーザーと違い波長に幅のある可視光線であり、シミの原因となるメラニンや殺菌効果のある領域の光の波長が含まれているため、シミやニキビの両方に効果があるのです。

 

酷いニキビなどにはこの光学治療によってニキビ菌を死滅させてから、複合的な処方を行い治療する方法がとられます。

パルス波クリアタッチ

ニキビの光治療としてクリアタッチと呼ばれるものがあります。これはパルス波を照射することによってアクネ菌などを殺菌するのです。
アクネ菌を殺菌する仕組みとしては、アクネ菌が出すポルフェリンに反応させることで活性酸素を生み出しアクネ菌が死滅するという仕組みです。

 

パルス波とは瞬間的に光る強い光線のことで、一回の照射は一瞬となるため痛みなどは発生しません。

 

また、シミや赤ら顔にも効果的であると言われています。
施術はメイクを落とした状態で仰向けになり、ゴーグルをつけた顔にむけて照射します。

 

一瞬ですがパッ!と明るくなって熱を感じます。10秒ぐらいの照射を部分を変えながら順番に行っていきます、熱を感じるといっても我慢するほどのものでもありません。

フォトフェイシャルアクネス(クリアライト)

ニキビの原因であるアクネ菌に効果的なものに、クリアライトというものがあります。
特定の波長をもつ可視光線を肌に15分〜20分ほど照射します。
15〜20分というと長時間なので大丈夫かな?と心配になるかもしれませんが、ふんわりした光を照射するので熱くもなく痛みも全く感じません。

 

アクネ菌を殺菌する仕組みはアクネ菌が放出するポルフェリンに反応し活性酸素を生み出すことによって死滅させる方法です。
治療効果を得るためには週に2〜3回照射し、合計で8回程度が必要でしょう。

 

このクリアライトを使用したフォトフェイシャルアクネスはアクネ菌の死滅に特化したものですからアクネ菌以外の常在菌が原因でニキビになっている場合は完全な治療は難しいと考えられます。


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