僕がニキビを治すまでの戦い
開戦
ニキビとの出会いは、中学生の頃だと思います。
おでこにポツポツ、あごにポツポツ・・・。出来ては、クレアラシルを塗って、放置状態。
ほとんど気にしておらず、洗顔も適当で、ニキビを治すという意識は皆無。ほっとけば治るだろと相手にしていませんでした。
侵略
中学3年になると、小さいニキビが顔全体に。。。
クラスメイトの中でも酷い方だったと思います。
それでも、思春期だからと楽天的ですぐに治るものだと思っていました。
爆撃
高校に入学すると、顔中ニキビだらけに。
洗顔をする時も、顔がゴツゴツと嫌な感触。
顔だけでなく、背中と胸にもニキビが・・・。
クラスメイトにも、「ニキビ凄いね」「病院行ったら?」と心配される始末。それでも特に気にしていなかったのですが、
ある日、自分で自分の髪を切ろうと、手鏡を使っていた時。
鏡には、イクラを投げつけられたようなニキビで、真っ赤な顔をした自分が・・・。
家の洗面所は明かりが暗く、またオシャレにも無縁で鏡などほとんど見ていなかったので、この時、初めて自分のニキビの酷さを知りました。
恐怖
それからというもの、人と話すのが怖くなり、人と話す時、目を合わす事が出来なくなりました。
今思うと、自意識過剰なのですが、自分のニキビを見られてるような気がしてならなかったのです。
ニキビの事ばかり考える毎日・・・。
勉強していても、お風呂に入っていても、食事をしていても、頭には常にニキビの事ばかり。
友達と遊ぶのも苦痛で、せっかく誘いがあっても断り、家では、家族と食事をするが嫌で、自分の部屋で食事をする毎日。
自分のニキビの事を指摘される事に、とにかく怯えていました。
新手
そんな毎日を繰り返しているうちに、新たな悩みが増えたのです。
ニキビの事ばかり考えていた為か、冷や汗がとまらない。
とにかく落ち着かないし、人の目が気になってしょうがない。
冷や汗をかけばかくほど、今度は自分が臭いような気がしてきて、制汗剤を常に持ち歩き、トイレの個室で塗ってはワキの臭いを確認。
実際、ワキの下が冬でもびっちょりと濡れていたので他の人からみたら、臭っていたと思います。
ニキビは悪化する、ワキの下は臭い・・・。
人と接するのがほんと嫌になり、学校が終わったらすぐに家に帰り、部屋に篭っていました。
白旗
高校を卒業して、私は社会人の道を選びます。
大学に進学する道もあったのですが、この酷いニキビ顔ではキャンパスライフなど到底過ごせるわけもなく・・・。
働いてお金を稼いで、ニキビの治療を本格的にしたいというのもありました。
しかし、現実は厳しいものでした。何をやっても、ニキビは治らず。
また成人してから飲み会に誘われるようになり、この飲み会がもう本当に嫌で嫌で・・・。
只でさえニキビで赤い顔が、お酒を飲んだら更に真っ赤になり、嫌な上司にはからかわれて、同僚には馬鹿にされる・・・。
もう、なるようになれと、諦めの気持ちで、この頃、ニキビ治療は何もしていませんでした。
反撃
20代も後半になりましたが、ニキビは一向に良くならず。
ずっと内向的で、彼女もできず、友達もできず・・・。
このままではいけないと思い、ニキビ対策について必死で調べました。
遺伝と諦めないで、何か原因があるはずだと。
調べた結果、自分は肌の代謝が、もの凄く悪いのではないかと・・・。
ならば、代謝をよくする為の対策をと思い、Gアミノソープというピーリング石鹸とプロアクティブをネットで購入。
(プロアクティブはネットで買うと自動販売機の半額の値段で買えます)
Gアミノソープはピーリング洗顔専用の石鹸でボトルをプッシュすると泡が出てきます
これが、自分には合っていたみたいで、2ヶ月も使用を続けた頃には、かなり綺麗になりました。
勝利
現在、ニキビはほぼなくなり、ニキビ痕の赤みがわずかに、頬に残っている状態です。
鼻など特にブツブツと赤みが凄かったのですが、全体的に白くなり、かなり綺麗になりました。
ニキビが綺麗になり、精神的にも余裕ができたのか、冷や汗もとまり、前よりも社交的な性格になった気がします。
あくまで主観になってしまいますが、私が試したニキビ対策など公開しています。
ニキビを治す方法【ニキビの種類によって治療法が異なります】
軽度の白ニキビ グレード1〜2
ニキビには色々な種類があり程度があります。このニキビをランク別に分類したのがバートンスケールです。皮膚科医はこのバートンスケールでニキビの進行具合を確認し治療法を選択しているのです。
まず、グレード1〜2とされている白ニキビの治療です。基本的な治療法としてはスキンケアと生活習慣の改善を促します。クリニックでの治療としてはケミカルピーリングなどで無駄な角質を除去したり皮脂分泌抑制剤を処方するなどしてニキビの増殖を抑制します。
また、女性の場合はホルモンバランスの崩れによるものもありますので漢方を処方することもあります。黒ニキビも同様の対処を行うのが一般的です。この段階で大事なのは皮脂の抑制と角質の除去となり、適切に治療すればニキビ痕は残りません。
軽度・中程度の赤ニキビ グレード3〜4
グレード3〜4は軽度、中程度の赤ニキビとなります。この段階のニキビに大事なことは、炎症が始まっているためその炎症を抑えることです。飲み薬や塗り薬に含まれる抗生物質によって炎症を抑えます。
同時にケミカルピーリングやビタミンCなどを使用して皮脂の分泌を抑える治療も行います。加えてニキビの原因菌で最も多いとされているアクネ菌を殺菌する治療も非常に有効です。
この段階で重要なことは自分で圧出させるなどして、治療しようとしないことです。悪化してしまうと痘痕が残るような炎症を招くことになりますので、必ず医師の診断を受けるようにしましょう。この段階であれば重症化せずに治療できる可能性が高いです。
重度の赤く腫れあがったニキビ グレード5〜6
グレード5〜6は重度の炎症を起こしている赤ニキビとなります。基本的な治療はグレード3〜4と同じになりますが炎症が酷い状態となっているので膿を内包している場合が大半です。ここまで進行してしまうと通常の治療では簡単には治癒しません。色々な医師に見てもらったものの目だった効果が得られないということもめずらしくは無いのです。
この段階での治療に有効なのがPDT(光線力学療法)という治療法で、アクネ菌に代表されるニキビ原因菌を一気に除去してしまうというものです。治りにくいニキビをはじめ重度のニキビというのはこのPDTを用いることが最も有効とされています。
自分で治療しようとはしないようにしましょう。痘痕が酷くなってしまい取り返しが付かなくなってしまいます。
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